おすすめのネントレ本!実践者による本のレビューと活用法!
こんにちは、ハチです。
息子が生後4週目半を迎えたころから、ネントレを始めました。
開始から約1ヶ月半(生後2ヶ月)を経たころ、ようやく自分なりに満足できる成果が出てきました。
ネントレの方法はネットでも情報はありますが、個人的には本を読むことをおすすめします。
ネットの断片的な情報をもとに、中途半端にやるよりも、本で体系的な知識を得ながら実践するほうが成功しやすいように思います。
私の場合は、1冊目の本でうまくいかず、5冊読みました。
最終的に落ち着いた方法は、2冊目に買った『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』でした。「ジーナ式」として有名な本です。
が、これからネントレをしようとする方全員に、この本をおすすめするかと言うと、そうは思いません。
この記事では、それぞれの本のレビューと、どんな方へおすすめなのかをまとめました。
- ネントレをしようと検討している方、
- どの本を買おうか迷っている方、
- ネットの情報では実践するのが難しいと感じている方に、参考になれば幸いです。
ネントレ本、読んだのはこの5冊
私は、以下の5冊を読みました。
① 赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割
② 【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
③ 0歳でも、1歳からでも大丈夫! 赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたん ねんねトレーニングBOOK
④ 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
⑤ フランスの子どもは夜泣きをしない
結論としては、冒頭にも書いたように②の『ジーナ式』の内容を実践することになりましたが、状況が違えば、他の本を活用していたと思います。
本記事では、とくに活用して役に立った①と②について紹介します。
① 1冊目のネントレ本としておすすめ!サクッとネントレをやってみるなら「アフリカ式」
① 赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割
● おすすめ度 ★★★★☆
● 読みやすさ ★★★★★
● 実行しやすさ ★★★★☆
良いところ
・やることがシンプルに書いていてわかりやすい
・必要なところ(子どもの月齢に応じたスケジュール)だけ読めば大体わかる
・アフリカの子育て観の話がおもしろい
惜しいところ
・うまくいかないときの対処法の情報が少ない
本書は、日本人の著者が、南アフリカで出産育児をしたときに現地で教わった育児法をもとにしています。
なので、この本で紹介している内容を「アフリカ式」と呼んでいます。
私がそもそも「ネントレ」というものの存在を知ったのは、この本でネントレに成功した方のブログがきっかけでした。
https://note.com/afroscript/n/nc6a8e20f4d4e
1冊目のネントレ本としておすすめ!サクッと読んでまずはやってみたい方へおすすめ
全体的に、シンプルで読みやすいです。
ネントレのポイントをサクッと押さえて、まずはトライしてみたい、という方は本書を読んでみるといいと思います。
こういう場合には、この本の内容では足りないかもしれない
ただ、シンプルな分、うまく行かないときの対応方法については、情報量は多くありません。
ネントレは、一般的には開始する月齢があがるほど難易度が上がると言われています。
その理由は、子どもがそれまでで身につけた睡眠習慣のクセを直す必要が出てくるからです。
本書の情報量でネントレをはじめるなら、6ヶ月未満くらいの子がいいのでは?と思います。
6ヶ月以上で、添い乳じゃないと絶対寝ない、夜泣きがひどい、などなど悩みが深い場合、本書の内容では足りないかもしれません。
ちなみに、私が息子のネントレを開始したのは生後4週半。割と早めのタイミングで始めたにも関わらず、この本のとおりにはいかず、挫折しかけました・・・。
そんなとき、次に紹介する本に手を伸ばすことになります。
②名実ともにNo.1!情報量もピカイチの「ジーナ式」。ただしやりすぎ注意!?
② 【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
● おすすめ度 ★★★★☆
● 読みやすさ ★★★☆☆
● 実行しやすさ ★★★☆☆
良いところ
・これでもか!というぐらいにきめ細かく解説している
・これでもか!というぐらい色々なトラブルに対処する方法が載っている
・赤ちゃんの生態についてかなり詳しくなれる
惜しいところ
・ページ数多すぎて読む気がうせる
・完璧に実践するのが大変
①の「アフリカ式」の方法がうまくいかず、悶々とする中。
ネットで、ネントレ系のブログを読み漁っているうちに、『ジーナ式』というネントレ手法があることがわかり、購入しました。(というか、ジーナ式のほうが有名だったんですね・・)
ネットでポチったら、届いてみてその分厚さにびっくり笑。

しかし、これこそが著者、スーパーベビーシッター・ジーナさんの経験の集大成。
彼女がこれまでお世話してきた、数百人の赤ちゃんの事例にもとづく、貴重なデータがここに集約されているのです!
英知の結晶といっても過言ではありません。
全部読まなくても大丈夫!とりあえず2章と6章を読もう
その分厚さにげんなりした方。最初から全部読もうと思わないでください。
必要なときに、必要な部分だけ読めばとりあえず大丈夫です。
まずは、軽く前提知識を得るために「第2章 なぜ赤ちゃんの生活にスケジュールが必要なの?」を読みましょう。10ページ程度ですので、ここは乗り切りましょう。
そのあとは「第6章 ジーナ式スケジュール実践編」で、自分の赤ちゃんに応じた月齢のスケジュールを見ましょう。(できたら、その月齢の前後のスケジュールも見た方がいいでしょう)
ほかの章は、目次をみて、自分が悩んでいること、気になることだけ読めばOKです。
ネントレで上手くいかないことが出てくると、おのずと気になって読むようになります。
「第7章 1年目によくあるトラブル」には、かなりきめ細かく「こんなときはどうしたらいい?」への対処法が書いています。
例えば、
「夜の寝付きが悪い」
「夜の3時ごろに目を覚ましてしまう」
「昼寝しても、30分ぐらいで起きてしまう」
などなど。
私は、悩んでいる内容のページにふせんを貼って、夜泣きしたときにそこを確認して対応する、ということもしていました。
完璧にやろうとして、疲弊しないようにご注意を
本書は情報量が多く、内容がとてもきめ細かいです。
完璧にやろうとすると疲弊するので、ほどほどにやりましょう。
(ジーナ式で成功した方のなかには、「自己流アレンジは厳禁」という方もいるので、やりながら調整してみてください。)
一日のスケジュールは分単位で決められていますが、私は、前後30分程度はスケジュールからずれても気にしませんでした。
また、体力的にハードな手法もあります。
たとえば、以下は「一週間をかけて徐々に、お昼寝の寝付きを良くする方法」として紹介されているものです。
少なくとも最初の3日間は、お昼寝のときに赤ちゃんをベッドで寝かせないようにしてください。その代わりに、お昼寝の時間が終わるまで、ママかパパが静かな部屋で赤ちゃんを抱っこしながら寝かせてください。(中略)ねんねの時間の間はずっと同じ人が赤ちゃんに付いていてあげてください。
『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』P.355〜356より抜粋
「お昼寝のあいだずっと抱っこする」を3日間やる、というアドバイスです。(解釈が違っていたらすみません^^;)
2時間のお昼寝の間、抱っこし続けるなんて、たった3日間だとしても無理・・・!
お昼寝の寝付きが悪くて悩んでいましたが、さすがにこれはやりませんでした。。
(ネントレをやって3ヶ月たった今も、うちの子はお昼寝でぐずることがありますが、もう諦めました笑)
赤ちゃんの生態を理解できる
基本的には、必要なところを必要なときに読めばOKですが、本書には赤ちゃんの生態についての知識がたくさん盛り込まれているので、少しずつでも読んでいただきたいです。
たとえば、「6ヶ月未満の赤ちゃんは、起きてから2時間経つと疲れすぎて機嫌が悪くなる」というのを、この本で知りました。
ネントレをする前、息子がまだ生後3週目ごろのことです。
なかなかお昼寝をしてくれず、日中は6時間ちかく泣き続ける日が何度もありました。
あやしたり、抱っこして家の中を歩きまわったりしていましたが、泣き止むどころかどんどんエスカレート。
今考えるとこの状況は、赤ちゃんの機嫌がどんどん悪くなるという悪循環におちいっていました。
赤ちゃんが疲れて機嫌が悪くなる前(起きてから1時間〜1時間半のタイミング)にベッドに寝かせるべきなのに、私があやしたり抱っこすることで赤ちゃんを疲れさせていたのです。
赤ちゃんをあやすほど、それが刺激になって眠れなくなり、余計に疲れる。
疲れすぎて眠れない、更に泣く、疲れる・・・という悪循環。
今は、目が覚めてから1時間半経過したころを目安に、お昼寝に誘導しています。3時間以上連続で起きていることはなくなり、疲れて泣き続けるという負の連鎖はなくなりました。
こうした、基本的な赤ちゃんの生態も、とくに新米ママはわからないことが多いです。意外と病院でも教えてくれないものです。
こういった知識があるだけでも、精神的にとてもラクになれます。
ちなみに、どうしても分厚い本に抵抗があるという方は、ページ数少なめのこちらの本もご検討ください。
Amazonのレビューにも、たくさんの体験者の声があるので参考になりますよ。
ぜひ覗いてみてください。
③〜⑤の解説は後日UPします!!お楽しみに