ネントレはしない方がいい? 3ヶ月やってみて、メリット・デメリットを整理した
こんにちは。ハチです。
現在、4ヶ月半の息子がいます。
生後1ヶ月頃から、いわゆる「ネントレ」を始めました。
はじめの頃は全然うまく行かず、
「ネントレなんて、本当は子どもにとって良くないのではないか?
私のエゴでやっているだけなら、やめたほうがいいのではないか?」
と、悩みながらやり続けました。
ネントレ開始から2ヶ月を経過したころ、ようやく「まぁここまでできたなら、いいかな」と思えました。
今は、我が子のためにも、自分のためにも、やってよかったと思っています。
うちの場合は「超超ゆるゆるネントレ」ですが、ゆるゆるだからこそ続けられました。
私なりに、ネントレのメリット・デメリットとともに、挫折しないためのポイントを整理しました。
これからネントレをしようと思っているママ・パパや、今ネントレをしているがうまくいかなくて悩んでいるママ・パパへ届けば嬉しいです。
我が家のネントレの実践状況
うちの、ネントレの実践状況を簡単に紹介します。
- 生後1ヶ月から開始。完全ミルク。
- 本は『アフリカ式』『ジーナ式』を参考に、数冊を読んで実践。※別記事でご紹介します
- 起床は7時〜8時(親が寝坊しがちで…)
- 夜の就寝は19時前後
- お昼寝は、あまり厳密に管理していない。ただし、17時以降は昼寝させないのは徹底している。
- お昼寝の寝付きはあまり良くない。全然ネントレできていない。
ギャン泣きして、寝ないときもある。抱っこ・おっぱい・添い乳で寝かしつけることもある。おしゃぶりを使うこともある。 - 夜の寝付きは割といいが、抱っこ、おしゃぶりも使う。
- ベッドに置いて即 ( ˘ω˘)スヤァ…とはならない。
- 授乳時間はある程度決めているが、日によって30分程度ずれる。
- 成果:
1) 実施から2週間で、就寝19時、夜中1〜2回授乳、7時起床のリズムがついた。
2) 生後3ヶ月ごろから、たまに夜通し寝てくれるようになった。(生後4ヶ月で歯が生えてきて成長期を迎え、またも夜泣きするようになりました;_;)
完璧なネントレとは程遠く、60点ぐらいの出来だと思います。
それでも、母子ともに生活の質はかなり高まったと感じていて、不満もありません。
そんな私の立場から、メリット・デメリットを整理しました。
これからネントレをやろうか考えている方、ネントレをやっていて辛い思いをしている方、何かの参考になれば幸いです!
ネントレのデメリット
ネントレのデメリット(1) 実践するには根気がいる
実際にネントレを実行するのは、結構たいへんです。
なかなかうまくいかず、泣き続ける我が子を呆然と眺め、「これは虐待なのだろうか?」という思いに駆られたことが何度もありました。
やりきるコツは、
- 完璧を求めない
- 自分なりの最低ゴールを決める
- 長い目で見る
- 赤ちゃんと親の双方にとって、何がいいことなのかをきちんと理解する
ことが重要です。あと、パートナーの理解と協力は必須です!
こちらは別記事にまとめる予定です^^
ともかく、ある程度の根気は要ります。
ネントレのデメリット(2) スケジュールを守るのが大変
多くのネントレ本では、
・起床時間 から、
・日中の授乳タイミング
・お風呂
・就寝時間 まで、
一日のスケジュールが定められています。
これを初めて見ると、「げ、毎日これを守らないといけないのか・・・本当にできるのかよ・・orz」とげんなりします(笑。
また、赤ちゃんのスケジュールを優先するために、来客をはじめとする、ほかの予定を調整せざるを得ないことが多々出てきます。
私の場合は、18時 お風呂〜19時 就寝なので、赤ちゃんを見に来てくれる方には、16時までの訪問でお願いしていました。
お昼寝の時間の来客も、なるべく避けてもらうか、「今はお昼寝しているから、ごめんね」と言って赤ちゃんのお昼寝を優先しました。
ただ一方で、スケジュールの存在は、メリットにもなります。
お昼寝や授乳時間が決まっているほうが、格段に予定が立てやすくなるのです。
ネントレするまでは、健診などの外出があると、
- 「お腹すかせたらどうしよう、どのぐらいミルク用意しておこうか」と、漠然とした不安を抱えたまま外出していましたし、
- 外出の時間から逆算して、起床時間や授乳時間を調整するのが大変でした。
ネントレをしてからは、「授乳は1回分の準備で大丈夫だな」「このお昼寝の時間にあわせて外出しよう」と、スケジュールをもとに、予定を立てられるようになりました。
とはいえ、スケジュールを完璧にやろうとすると、地味につらいです^^;
私にとっては自分なりに「ゆるく」やるのが、ネントレ成功の秘訣でした。
別記事でまとめる予定ですので、ぜひ参考になればと思います。
ネントレのデメリット(3) 周囲の人の理解を得にくい
産婦人科などで、一般的に指導されているのは赤ちゃんのペースに合わせる育児。
赤ちゃんが泣いたらおっぱいをあげ、赤ちゃんが眠くなったら抱っこで寝かしつける。
この「赤ちゃん中心の育児」こそ、一般的な子育て方法として認知されています。
ネントレは、ある意味で「赤ちゃん中心」とは対局にある育児法。なので、周囲の理解が得にくいことがあります。。。
ネントレをしていると、以下のような壁にぶつかるのですが、
- 決まった時間になかなか寝てくれない。泣いてしまう
- ミルクを決まった時間にあげたいが、飲んでくれない
四苦八苦しながら頑張っているそばで、周囲(とくにパートナーなど、身近な人に)「かわいそうだよ、赤ちゃんのやりたいようにしてあげたら?」と言われることは少なくありません。
これは結構辛いです。
自分は悪い親なのか?と思えてきて、いたたまれなくなることもあります。
私は里帰り出産で、産後2ヶ月ほど実家にいたのですが、実の母親に口出しされるたびにイラッとしました^^;
(19時に寝かしつけをしようとしていたら、横から「まだ赤ちゃんは寝たくないって、泣いてるのよ。起こしてあげたらいいじゃない」とか言うんですよね・・・・・・・。)
ネットでも、ネントレについて「赤ちゃんをスケジュールの型にはめるなんて、かわいそう。赤ちゃんはロボットじゃない!」などと言われていたりして、良く思わない方もいるようです^^;
私は、周りにはネントレをしていることを、あえて言わないようにしています。
ネントレをしていない人からすると、どう思われるかわからないからです。
子どもをどう育てるべきか?という育児論は、親の感情や思想が絡んでくる、デリケートな話題です。
ネントレもまた、親の育児指針が絡む話題なので、理解を得にくいことが少なからずあるでしょう。
ネントレのメリット
ネントレのメリット(1)親子ともに睡眠時間が確保でき、より健全な生活が送れる
ネントレのメリット。
なんと言っても、何をおいても、とにかくこれに限ると思います!!!!!!!!!!
日本は他国に比べ、大人・子どもともに寝不足が深刻で、心身への悪影響が懸念されています。
https://diamond.jp/articles/-/218154
睡眠の良い習慣は、早いうちからつけておくに限ります。
うちの子もネントレをする前は、生後3週間で、睡眠時間は一日あたり12時間。
この時期は一日あたり14〜15時間程度が望ましいので、すでに寝不足状態でした^^;
ネントレをしてからは、夜は10時間〜11時間は寝るようになり、一日の合計睡眠時間も1〜2時間は増えました。
もちろん、親もゆっくり寝られるようになりました。
私が妊娠期、子育てをするにあたって、一番恐れていたのは寝不足。
寝不足による心身の崩壊、家庭の崩壊です。
ネントレをしてからは寝不足から解放され、子育てに多少の余裕を持つことができたのは何よりの収穫です。
ネントレのメリット(2)一日の授乳スケジュールが決まっているので、予定を立てやすい
スケジュールがガチガチに決まっていると不自由で動きづらそうだ・・・と、はじめは思ったのですが、それはむしろ逆でした。
慣れてくると、スケジュールに合わせて、ランチや買い物の予定を立てることができます。
赤ちゃんがいつお腹をすかせるのか、眠くなるのか、が分かっているほうが安心して外出できます。
また、夜も就寝時間が決まっています。
就寝後の19時から(次の夜泣き時間まで、最低でも4時間程度)は、確実に自分たちの時間が取れる。
お風呂、夕飯がゆっくりできる。仮眠もできる!
私はちょっとした打ち合わせや、ネット飲み会の予定を入れたりもしました。
週末はピザを取って夫婦で映画を観るのが、ささやかな楽しみになっています^^
ネントレのメリット(3)赤ちゃんが泣いてる理由が少し分かるようになった。
ネントレ本で得た知識が大きいのですが、赤ちゃんが泣く理由が少しわかるようになりました。
うちの子の場合、泣く原因の8割は「疲れて眠たい」でした。
赤ちゃんは疲れすぎると泣く、ましてや抱っこされるほど余計に疲れて泣くことがある、ということを、ネントレ本を読むまでは知りませんでした。
もっと言えば、6ヶ月未満の低月齢児は、起きてから2時間経つと疲れすぎてしまう、ということも知りませんでした。それ以上起きていると疲れすぎて、かえって寝付くのが大変、ということも。
ネントレをするまでは、お昼は6時間ぐらい連続で泣きっぱなしで、白目むきながら抱っこしたときもありましたから・・・・。
ネントレをしてからは、最後に起きた時間から2時間経過するまえにお昼寝に誘導するようにしました。
親も、エンドレス抱っこ地獄に苦しむことがなくなりました。
また、授乳の時間もほぼ決まっているので、日中は空腹で泣くことがなくなりました。(時間が来たらミルクが飲めることが分かっているのだと思います)
ネントレのメリット(4)お泊りで預けたときに、引き継ぎがしやすい
息子が3ヶ月を迎えるころ、やむをえない事情があり、子育ての先輩である姉夫婦にお泊りで息子を預けなければならないことがありました。
その際、授乳、お風呂、寝かしつけの時間を書いたメモを渡して「いつも、こういうスケジュールで過ごしているから参考にしてね」と伝えました。
姉夫婦のところには2泊お世話になったのですが、メモのおかげでとてもお世話がしやすかったと言っていました。
いつもと違う環境であっても、息子もはいつもどおりの時間に寝ついてくれたようです。
生活習慣が決まっていることによって、赤ちゃんも多少環境が変わってもいつもと同じように、ストレス少なく生活を送ることができるように思います。
結局、ネントレはしたほうがいい?しないほうがいい?
ネントレを実践した立場からみても、ネントレにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
もしあなたがネントレに興味を持っているのであれば、最低限、何を達成したいのか?を考えてみることをおすすめします。
その達成したいことが、あなたや赤ちゃんにとって、どのぐらい重要でしょうか。
それは労力に見合うものでしょうか。
私は、努力に見合うものが得られました。
何より、息子に良い睡眠習慣をつけることができ、心身の発達に良いことができたのが良かったと思っています。
もしちょっとやってみようかな?と思われたら、ぜひ、本を一冊読んでみてください。
ネットにも情報はありますが、断片的な情報をもとに中途半端に実践すると、挫折しやすくなります。
以下の記事で、私が読んだネントレ本をご紹介しています。
良かったらご一読ください^^