完全母乳になぜこだわるの?完全ミルクでもいい。子供の成長が一番じゃない?

2020年9月10日

切迫早産で、2か月ほどはやくお外に出てきてしまった我が娘…><

一緒に退院することはできず、そのままNICUにお世話になることになりました。

その時から、新米ママの母乳配達が始まりました。

「完全母乳」という言葉がありますが、「完全ミルク」でもいいじゃない?

私は、完全母乳ができなかったママの一人です。

私の体験談・思っていることをちょっとお話してみたいと思います。

赤ちゃんがそばにいなくても搾乳、搾乳・・・

自分の赤ちゃんがNICUで保護されていた私は、入院室で一人。

そばに赤ちゃんがいないので、なんだか実感がわきませんでした。

それでも、赤ちゃんには母乳が必要です。搾乳をしておっぱいをあげないといけません。

生まれたての新生児の授乳時間は3時間置き。私も3時間ごとに搾乳するように言われました。

でも、それが難しいんです。。

赤ちゃんが泣いてくれれば、起きられたと思うんですが、私は一人。

ついつい寝過ごしたりしてしまい、入院中は4,5時間置きに搾乳していました。

退院しても病院へ母乳を運ぶ日々。ママは母乳配達人

そして、私が退院してから、母乳配達が始まります。

ネットで、病院と同じ搾乳機をレンタルしました。毎日娘に会いに行くことは難しく、2日おきの面会。

小さく生まれた赤ちゃんなので、母乳は管を通して胃に直接流し込みます。

口で吸うわけではないんです。最初に飲んだ母乳は、2cc。

飲む量が少ないので、母乳は冷凍保存します。

母乳が出るようになるには最初が肝心なのですが、少ない量の母乳で足りてしまっていたので、そのときは問題視していませんでした。

1ヶ月のとき、初めて哺乳瓶から母乳を飲むことに

娘がだんだんと成長して、だいぶ飲めるようになったのは、生後1か月過ぎ。

その時まで、ずっとチューブ授乳でした。

1か月過ぎ、初めて、哺乳瓶から母乳を飲む練習を始めたのです。

1ヶ月半でおっぱいからの授乳へ

おっぱいから飲む練習を始めたのは、それから更に半月ぐらいあとです。

といっても、おっぱいの練習は、私が面会に行った2日に1回。

後は哺乳瓶で飲んで、飲みきれなかったらチューブ授乳という感じでした。

娘にとっては、「ミルクは哺乳瓶で飲むもの」になっていたのかもしれません。

おっぱいからの授乳を嫌がる娘。泣いて拒否…

面会時間の合間に、2週間に1度くらいの割合で病院のおっぱいマッサージを受けていました。

なので、母乳がまったくでないというわけではなかったです。

ただ、大きくなってきたとはいえ、まだまだ普通の赤ちゃんに比べたら小さいし、母乳から飲むのもなかなかできません。

ついに、おっぱいから母乳をあげようとすると、泣いて拒否するようになってしまいました。

そうなると、いくら搾乳機で絞っているとはいえ、だんだんと母乳って出なくなってくるんです。

娘は退院したけどおっぱいからの授乳は諦めた

娘が退院したのは、生後2か月半の時でした。

すでに、私はおっぱいから母乳をあげることをほとんど諦めていました。

家に戻ってからも、何度かはチャレンジしましたが、娘が母乳を嫌がって飲もうとしなかったのです。

ただ、それでもしばらくは母乳育児のほうがいいだろうと思い、搾乳して哺乳瓶で飲ませる、という風にしていました。

退院してからは、自分で揉んだり、搾乳機を使用していましたが、搾乳機のレンタル料は1か月に5,000円以上かかっていたので、退院後2か月で返却してしまいました。

完全ミルクだっていい。赤ちゃんの成長が一番大事だもん。

搾乳器を返却してからは、完全ミルクに移行しました。

もちろん、赤ちゃんがおっぱいから母乳を飲んでくれるならそれが一番なんですが、赤ちゃんの成長が大事だと思うようになりました。

母乳がでなくて悩んでいるママさんも、あまり思いつめず、目の前の赤ちゃんと心やすらかな時間を過ごされることをお祈りしています。