妊娠中におこる眠りつわりとは?症状や対策、いつまで続くのか?
妊娠中におこるつわりの中には、眠りつわりというものがあります。
いくつかあるつわりの中でも、周りにとても理解されにくいつわりと言われています。
どんなつわりなのでしょうか。
この記事では
- 眠りつわり(寝づわり)とは?
- どんな症状?
- 対策は?
- いつまで続くの?
についてまとめています。
妊娠中の眠りつわりとは?
こんにちは、ゆにっき!です。
眠りつわりとは、「眠りづわり」や「寝づわり」、「寝つわり」とよばれており、
- いくら寝てもずっと眠気が続いてしまうつわり
のことを言います。
ただでさえ、妊娠中は眠気が常にあるものですが、寝づわりの場合は1日の半分以上寝ているということもざらにあります。
パパさんや周りからは「なまけているのではないか?」と思われたり、妊婦さん自身も「つわり」と気づかずに悩んでいることもあります。
眠りづわりは決して「なまけ」ではありません。
どんな症状が出るのか具体的に見ていきましょう。
眠りつわりの症状
眠りづわりの主な症状は
- とにかく眠いこと。
特に妊娠初期に強くあらわれることがあります。
どうして眠くなる?
寝づわりの原因は、妊娠中に出る妊娠ホルモン=プロゲステロンというホルモンの影響です。
赤ちゃんをお腹の中で育てるというのは、とてつもなく大きなエネルギーが必要なもの。
ママさんを休ませるために、出ているとも言われます。
こんなに眠いことも
妊娠中は常に妊娠ホルモンが分泌されているため、その影響でお腹に赤ちゃんがいる限りはどうしても眠気が発生します。
眠りづわりの場合は、特に強い眠気を伴い、自分ではどうしても抑えることができません。
中には
- 眠すぎて外出どころか家の中を歩くのも億劫
- お風呂にも入りたくないくらい眠い
- 睡眠薬を飲んだように眠い
- 家事をしていてもウトウトしてしまう
- ほとんど寝たきり
というケースもあり、とてもつらい思いをしています。
また、仕事をしている妊婦さんにとっては仕事中に寝るわけにもいかず、上司や会社に理解してもらいにくいこともあるため、仕事に支障が出てしまう妊婦さんも少なくありません。
パパさんや周りの人に誤解されないためにも、こういったつわりがあることを事前に話しておくと安心ですね。
眠りつわりの対策
次に眠りつわりの対策をご紹介します。
※つわりはとても個人差がありますので、参考程度にご覧くださいね。
- とにかく寝る
眠りづわりを根本的になくすのはとても難しいので、とにかく眠い時はゆっくり横になるようにしましょう。
- さぼれることはさぼる
炊事、洗濯、掃除など妊婦さんは他にもやることがいっぱいあると思いますが、なるべく楽をしましょう。
眠りつわりがひどいときには、洗濯物がいっぱいになっても、お部屋が汚れてしまってもなるべく気にしないように。
ごはんも妊娠中だけは、お総菜やお弁当で済ませたりしましょう。できるだけ旦那さんやご家族に助けてもらってくださいね。
- 出来るだけ外出する
家に出られる場合はできるだけ外にいたほうが刺激があり、眠気が軽減されることがあります。
気分転換やリラックスも兼ねて外の空気を吸いに行くとよいでしょう。
仕事中の眠気予防
仕事をしている方にとっては、眠い時に寝るわけにもいかずとてもつらい時間が続きます。
そんな働く妊婦さんにおすすめの対策をお話します。
- 身体を動かす
眠気がひどいときは出来るだけ身体を動かすようにしましょう。
頻繁にお手洗いに行くだけでも有効です。
ただ、他のつわりも併発している場合はそちらのつわりが悪化することもありますので、注意が必要です。
身体を伸ばしたり、ねじったりするだけでも幾分か良くなることもあります。
- 首筋を冷やす
タオルを水で濡らして首筋を拭いたり、冷たい飲み物が入ったペットボトルや保冷材などを首に当てると多少ですが、眠気が減る傾向があります。
- 昼寝をする
お昼休みなどに、10分でも仮眠をとると少し眠気がなくなります。
妊婦さんにとって休息はとても大切ですので、できるだけ休憩時間は身体を休めるようにしましょうね。
- お手洗いで少しだけ目をつぶる
どうしても眠くて仕方がないというときは、ちょっとだけお手洗いにこもって2~3分目を閉じるようにしましょう。少しすっきりしますよ。
眠りつわりはいつまで続く?
眠りつわりが続くのは大体妊娠4ヶ月(12~14週)ごろまでと言われています。
中には、出産するまで眠気が続いたという方もいます。
ただし、眠りづわりが出産まで続くケースはまれですので、今はとにかくリラックスして毎日を過ごすようにしてくださいね。
最後に
眠りつわりを経験した妊婦さんは「こんなに眠いなんて何かほかの病気なんじゃないか」と思う方も多くいます
周りにも理解されにくいつわりで辛いこともたくさんあるかもしれませんが、こんなつわりもあるんだということを多くの方に知ってほしいと、強く願っています。