赤ちゃんの歯の生え始め。フッ素はいつから?危険は?料金は?
虫歯予防にフッ素が有効だという話を耳にすることありますよね。
でも赤ちゃんにフッ素はいつから使っていいのか、危険はないのか、心配もあります。
今回の記事では
- 歯の生え始めにフッ素は必要か?
- フッ素はいつから歯医者で塗ってもらうのがいいか?
- フッ素塗布の料金
- フッ素の危険性
についてまとめています。
赤ちゃんの歯の生え始めからフッ素を使う?
フッ素には虫歯の予防効果があることはご存知の方が多いと思います。
大切な赤ちゃんの歯も虫歯から守ってあげたいですよね。
いつからフッ素を考えたらいいの?
赤ちゃんの歯の生え始めのころはフッ素はまだ不要です。
多くの自治体や歯医者では上下4本ずつ・計8本、歯が生え始めたらフッ素を塗布するようすすめています。
フッ素はもちろん歯医者でも塗ってもらえますが、歯医者のフッ素は市販のものよりも濃度が濃いことが多いので、最初は市販のもので十分です。
スーパーのベビーコーナーや、ベビー用品専門店にも、赤ちゃんが使えるフッ素入りの歯磨き粉や液体が売られています。
これらは赤ちゃんがうがいが出来なくても使えるものが多く、ガーゼで拭き取ったり指で塗ったりするだけで良いものがほとんどです。
歯磨きのあとにメーカーの指定する量よりも少量から始めると良いでしょう。
赤ちゃんが慣れてきたら歯医者でフッ素を塗布してもらうことも検討しましょう。
歯医者では子供の歯の状態をしっかり見てくれますし、塗り残しがないようにきちんと塗ってもらえます。
最近は、フッ素を使わない虫歯防止の塗布剤もあるようです。
食品由来なので、飲み込んでも大丈夫というのが安心です。
赤ちゃんの歯のフッ素はいつから歯医者で塗ってもらうといい?
では赤ちゃんの歯のフッ素はいつ歯医者でしてもらうと良いのでしょうか?
上下の歯の生え始めのころは自宅のケアで良いですが、4本ずつ歯がしっかり生えそろってきたら一度歯医者を受診してみましょう。
また、自治体によっては1歳半で初めてのフッ素として無料の受診券を配布し、受診を推進しているところもあります。
歯医者でのフッ素の塗布は大体3か月~6ヶ月ごとに定期的に行うとより効果的でしょう。
フッ素塗布の料金は?
フッ素の料金は地域によって異なりますが、子供の場合は大体1回500円~1,000円弱のところがほとんどです。
自治体で補助がでるところだと3回で数百円など、かなり安く済むところもあります。
フッ素塗布は乳児医療補助対象外なので、歯科医によっては2,000~3,000円程度かかるところもあります。
すぐに歯医者に行かず、一度あなたのお住まいに聞いてみてくださいね。
また、歯科ごとの料金も電話で歯科医に問い合わせると教えてくれます。
こういう定期的なものはできるだけなるべく安く済ませたいですよね(^^)/
赤ちゃんの歯にフッ素は危険?
実は国内外の研究結果からフッ素は危険という話も少なくありません。
WHO(世界保健機構)では、6歳未満の子供へのフッ素の塗布を積極的には進めておらず、赤ちゃんが一定量のフッ素を体内に入れてしまうとおう吐などの症状が出る場合があるとも言われています。
このことから歯科医によってはフッ素塗布を勧めていない(していない)ところもあります。
そんなこと言ったらフッ素って怖い…
しかし、このような症状が出るのは大量に体内に入れてしまった場合の話であり、ある幼稚園や小学校などでは子供たちにフッ素入りの液体でうがいをすることを習慣としているところもあります。
これを行っている子供たちは虫歯の数が圧倒的に少ないというデータもありますので、フッ素の虫歯予防効果はしっかりあると言えるのではないでしょうか。
さらにフッ素はいわし、エビなどの魚介類や海藻、塩、味噌などの食品にも微量に含まれていますので、それのことを考えるとフッ素がすぐに悪影響を及ぼすとは考えにくいとも言えます。
一番の虫歯予防は食生活に気をつけること
「虫歯予防にはフッ素」という話もよく聞きますが、一番の虫歯予防は食生活です。
甘いものを食べすぎない、だらだら食べない、ご飯の後はしっかり歯磨きをするといった基本が大事です。
その上でフッ素塗布を検討するのはOKです。
フッ素塗布は任意ですので、受けなくても問題はありません。
気になることや心配なことはそのままにせず、お住まいの自治体やお近くの歯科医などに相談して、あなたの納得のいく方法を見つけてくださいね。