妊娠中の旅行の影響や危険性。安定期は行ってもいい?車を使うのはOK?
妊娠中に旅行に行きたい、車を使って出かけたい。
そんな風に思ったことはありませんか?
でも妊娠中の旅行は避けたほうがいいと聞くし、どうしたらいいの?
と疑問をお持ちのあなたに、この記事では
- 妊娠中の旅行の影響とは?
- 危険性は?
- 安定期なら行ってもいいの?
- 車を使うときの注意事項は?
についてまとめています。
妊娠中の旅行の影響とは?
こんにちは、ゆにっき!です。
妊娠中の旅行については、安定期に入ればしてもいいという意見や、全期間を通しておすすめしないという意見など賛否両論あります。
私は旅行が大好きで、妊娠前は2か月に1度は旅行をしていました。
妊娠中も「体が落ち着いたら旅行に行きたい」という気持ちがありましたが、妊娠中の旅行は妊婦に負担がかかるのでダメという情報も多く、非常に悩んでいました。
今回は私の体験談も含めて、旅行が妊娠期のママや赤ちゃんに与える影響について、お話します。
妊娠中の旅行をおすすめする理由
妊娠中の旅行は、妊婦さんにとっていい影響をもたらしてくれることがあります。
- ストレス発散になる
妊娠中は体調が万全でない日が多く、家に閉じこもってしまったり、出かけられても徒歩10分以内の近場だったりとストレスがたまりやすいですよね。
そんなときに、ちょっと旅行に行けると気分転換になり、ストレス発散になります。
私は旅行がとにかく好きで、仕事をしているのも「大好きな旅行のため」と言っても過言ではありません。
旅行がストレス発散となっていました。
妊娠中は、赤ちゃんのことを最優先に考えてはいましたが、「少しだけでも旅行に行けたら嬉しいな」と思っていました。
- 夫婦2人だけの時間を楽しめる
出産をすると赤ちゃんのお世話に忙しく、夫婦2人でゆったり過ごせる時間はほとんど取れなくなります。
自分の時間も、全くと言っていいほど取れません。
そのため、夫婦2人でゆっくり過ごすチャンスは妊娠期の今なのです。
(子供が大きくなれば時間もできてきますが、数年先です><)
2人でゆっくりした時間を過ごす方法として旅行は有効です。
- 適度な運動になる
旅行をすることによって、普段あまり動かなかった妊婦さんにとっては、適度な運動になります。
適度な運動は、体力づくりや筋力づくりに有効で、出産の際に赤ちゃんの出口である「子宮口」が開きやすくなったり股関節が開きやすくなったりするため、出産が楽になる手助けになります。
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妊娠中の旅行の危険性
ただし、妊娠中に旅行をすることは、常に危険も隣り合わせということを忘れてはいけません。
- ケガの危険性
妊娠中はお腹も大きくなってくる時期なので、普通に歩いていても、お腹をかばって歩くようになります。
少し不安定なところを歩くだけで転びやすくなってしまいます。
1回転んだだけで、お腹の赤ちゃんに何かあるという可能性は高くはないですが、「絶対に大丈夫」とも言い切れません。
- 病気の危険性
旅行に行くとなると、少なからず近所よりは人が多いところへ出かけることになります。
冬場の風邪が流行しているうちは、特に感染症などが心配です。
インフルエンザや風疹は妊婦さんの場合、赤ちゃんにも悪影響が及ぶほど重大な疾患になる可能性もあります。
夏場は風邪の心配は減りますが、熱中症などが心配です。
熱中症の症状が重症化すると脱水などを引き起こし、母子ともに危険となる場合もあります。注意が必要です。
- 流産の危険性
旅行の人混みや、普段と違う生活がかえってストレスとなり、お腹が張ったり何かの拍子に産気づいてしまう可能性もあります。
そんなとき、緊急で近場の産婦人科に搬送されても、満床で受け入れてもらえない可能性もゼロではありません
最悪の場合、流産や死産になってしまうことも。
ひと時のストレス解消のために旅行に行って、万が一があっては後悔してもしきれない状況になってしまいます。
そのリスクは十分に理解しておいてくださいね。
妊娠中でも、安定期に入れば旅行をしてもいい?
安定期に入れば旅行は大丈夫、という話はよく聞くと思います。
確かに安定期は妊娠初期に比べて流産しづらく、つわりも落ち着いてきますし、お腹の赤ちゃんもママも体調が安定してくる時期になります。
ただし、絶対に間違えてはいけないのは、安定期は流産「しない」時期ではないということ。
安定期に入っても、危険な出血があったり、切迫流産になってしまったり、早産になってしまう可能性もあります。
旅行を計画するときは、無理のない範囲でするだけでなく、主治医に必ず相談のうえ、計画するようにしてくださいね。
妊娠中の旅行で車を使ってもいい?
妊娠中の旅行を車で行く、と計画することもあるかもしれません。
私も妊娠期に旅行をしましたが、出かけたのは車でした。
東京から京都の紅葉を見に行きました。
主人も旅行が好きで、2人だけの思い出作りのために、計画しました。
・・・東京から京都まで車で行くとなると、最低でも6時間はかかります。
しかも、1日は車中泊でした。
当時は「お腹が重たいから車で寝づらいな~」と、のんきなことを言っていましたが、今思うとなんて危険なことをしたんだろうとゾッとします。
何もなかったからよかったものの、次の妊娠の機会があったら、絶対にこんなことはしないと誓います。。。
近場への旅行なら車を使ってもいい?
近場なら車を使って旅行をしていいのか?というと、ここにも疑問は残ります。
妊婦さんが車を使うリスクとしては
- 車の揺れや急ブレーキがお腹に力が入る原因となる
- 長時間同じ姿勢でいるので血流が悪くなる
- 血流が悪くなることによるエコノミー症候群のリスク
といったものがあります。
これらの影響が流産、早産、死産を引き起こす可能性もあるのです。
旅行で車を使うときの注意事項
近場でいいから旅行をしたい、帰郷などでどうしても車を使わなければいけない、というときは上記のリスクを避けるために
- ママは運転しない
- 1時間おきに10分間の休憩を入れる
- 休憩中はなるべく動く
- こまめにお手洗いに行く
- 水分をしっかりとる
ことが重要です。
夫婦2人の特別な時間は旅行だけではない
子供ができたら出かけられなくなるからと、特別な時間を過ごしたいのであれば、旅行以外にもいろいろと方法はあります。
- 外食をする
- 特別な場所でランチやディナーをとる
- 近所のイルミネーションを見に行く
- 映画・美術館・ライブを見に行く
- 二人で手をつないで歩く
出産すると、本当に些細なことが出来なくなったりします。
ランチやディナーに出かけるのはもちろん、一人でカフェに入ったり、お昼寝をしたり、お風呂にもゆっくり入れないことがあります。
映画館や美術館は、子供が騒いでしまう恐れがあるため、小さい赤ちゃん連れではいけません。
夜のお出かけも難しくなりますし、旦那さんと2人で手をつなぐ機会も激減します。(←私だけかもしれないですがw)
なので、夫婦2人のうちに日々普通に出来ている事を大切にしてください。
妊娠中の今、日々当たり前にしていることが、夫婦の幸せだったりします。旅行以外にもこんなふうにして夫婦の時間を作ることは十分できますよ^^
最後に
私もそうだったように、妊娠中に気分転換で旅行に行きたいという、ママの気持ちは本当に良く分かります。
でも妊娠中の旅行は、いろいろな危険が潜んでいるということを忘れてはいけません。
旅行を計画するときは、近場で済ませるだけでなく、必ず主治医の指示に従い、危険性をよく理解したうえで旅行するようにしましょうね。