妊娠中の出血で痛みがないときの危険性や、病院へ行くときの目安

2020年9月10日

ある日お手洗いに行ったら下着に血が付いていた!

特に痛みはないんだけどまさか流産!?

病院はどうすればいい?

このように妊娠中に出血があると些細なことでもとても心配になってしまいますよね。

今回の記事では

  • 出血で痛みがない場合の危険性は?
  • 病院に行く必要はある?

についてまとめています。

妊娠中の出血で痛みがないときに考えられる原因

119984こんにちは、ゆにっき!です。

妊娠中の出血には、早急に対処が必要なものと、経過観察で良いものの2つのケースがあります。

自分ではなかなか判断ができないものです。

まずは、痛みのない出血が起こる主な原因についてお話します。

痛みのない出血の原因は?

  • 内診

まず1週間以内に膣の内診を受けていて、茶色で少量の出血があった場合、内診による出血の可能性が高いです

内診出血は内診後、1~3日痛みのない出血が続くことが多いので、そのような場合は特に心配する必要はありません。

  • ポリープやびらん

膣や子宮頚管などに、ポリープやびらんがある場合は、内診などで刺激されたときに赤色の出血が出る場合があります。

ポリープやびらんによる出血は、何度も繰り返し起こることも。

特に大きな危険性がないものがほとんどですが、過去に病院からポリープやびらんがあると言われたことがない場合は、病院の診察を受けたほうが安心です。

  • 前置胎盤

前置胎盤とは、赤ちゃんのお部屋である胎盤が子宮の出口付近にかかっている状態。

多くは、妊娠24週までの診察の間に分かるケースがほとんどです。

前置胎盤の場合の出血は鮮血や茶色の出血、量も少量から大量など様々です。

出産時にも危険性が高い状態なので、出来るだけ早く病院にかかりましょう。

妊娠中に出血したときの危険性は?

その出血が危険かどうかは

  • 腹痛や下腹部痛の有無
  • 妊娠週数
  • 出血の量

によって変わってきます。

下腹部痛などの痛みがないのであれば、比較的危険性は低いことが多いですが、痛みがある場合には切迫流産の可能性があります。

切迫流産とは、流産しかかっている状態ですので、非常に危険です。

また、妊娠初期の鮮血や茶色い出血の場合は、流産の可能性もあります。

流産は基本的に腹痛を伴いますので、腹痛がある場合にはなるべく早く病院にかかりましょう。

妊娠中に出血したら病院はどうする?

出血したときの病院にかかる目安をお伝えします。

※あくまでも目安ですので、量や色がいかなる場合も出血が確認された場合は一度病院に電話をして指示を仰ぎましょう。

  • 痛みがなく、茶色で少量の出血の場合

出血以外の痛みなど、他の症状がなく、血の色も茶色で少量であれば、危険性は低いことが多いので、病院が空いている診療時間内に診察を受けましょう。

  • 痛みがなく、赤色で多量の出血の場合

出血が鮮やかな赤色をしていて塊がでたり、生理中のような多めの量が出たときは緊急性を要する場合があります。

夜間や休日など診療時間外であっても、すぐに病院にかかりましょう。

妊娠5週で茶色の少量の出血だったのに、のちに切迫流産になることも

最初は、下着が茶色くなる程度の少量の出血でもそれが1週間も続いたりすると、のちに腹痛を伴った大量出血につながることがあります。

大量の出血は切迫流産や流産の危険性もあり、非常に危険です。

最初が少量の出血だったからと油断せず、念のため病院にかかるようにしましょうね。

最後に

妊娠中の出血は大きな危険をはらんでいるものも少なくありません。

出血が確認されたら、基本的には色や量にかかわらず必ず病院に連絡して指示を仰いでください

最後にお話したように、最初は大丈夫だと思っても中には大きな危険が隠れているかもしれません。

日々注意しながら過ごしてくださいね。