母乳の圧抜きのやり方と絞る量 卒乳で胸の張りがひどい時の対処法
母乳を卒乳したあとに困るのがお母さんのおっぱいの張り。
卒乳をするときにも卒乳が終わった後にも悩みが尽きないお母さんは本当に大変ですよね。
今回の記事では
- 母乳の圧抜きのやり方
- 母乳を出す量はどのくらいにすればいいか
- 圧抜きしても胸が張って痛い時の対処法
についてまとめています。
母乳の圧抜きのやり方
こんにちは、ゆにっき!です。
卒乳が出来た後にやってくるおっぱいの「張り」。
ただ触れるだけでも痛いなんてことありますよね…
子供が抱っこをせがんでくるので抱っこしてあげたいけど「ママおっぱい痛くて無理なんだよ〜(T_T)」なんて私も半泣きになったことがあります。
卒乳や断乳後は今まで赤ちゃんに飲んでもらうことによって解消されていた母乳が外に出ることなくおっぱいにとどまるため、胸がカチコチの石みたいに張ってしまうことがあります。
そんなときに使えるのがこれからお話する圧抜きです。
卒乳後の圧抜きの方法を心得ておきましょう。
直に触らなくてもいい!圧抜きはとってもラク~♪
圧抜きは母乳を「絞る」のではなく、少しおっぱいを刺激して乳房の外に母乳を出し、張りを楽にする方法です
がっつりおっぱいに触らなくてもできるので、育児の合間とかお出かけのトイレに行くちょっとした時間とかにも簡単にできちゃいます。
圧抜きの手順
私が助産師さんに直接教わった圧抜きの方法はこちらです。
1、母乳で服が濡れてしまうかもしれないので、母乳パッドを当てておく
2、おっぱいの全体を触ってみてしこりがあるところは軽くほぐしておく
3、服の上から乳首の外側をつかむようにして、服の上からリズミカルに軽く押していく(指3~4本で押すと良いです)
4、360度押し忘れがないようにまんべんなく押す
たった4ステップ。これだけです(*^^*)
時間は5分以下くらい。なので私の知り合いなんかは仕事中トイレに抜けたそのすきに絞ったりしてました(笑)
やめるタイミングは少し張りが楽になったな~くらいで止めるのがコツです。
母乳の圧抜きの量はどのくらい?
圧抜きをするときは絞りすぎてもダメですし、絞らなすぎるのもいけません。
母乳の量を見ながら加減して行うようにします。
多くても母乳の量が「おちょこ1杯分」出てきたら止めるようにしましょう。
あまりやりすぎると逆に脳が赤ちゃんに飲まれてると反応し、「もっと作らなきゃ!」とますます母乳が作られて張りが強くなってしまう恐れがあります。
圧抜きの注意点
ここまでの圧抜きの注意点をまとめます。
- やりすぎない(強く押さない、1日1~3回まで)
- 痛くなったらやる(毎日する必要はない)
- 乳首は刺激しない(あくまでも乳輪の外側を触ります)
圧抜きはどのくらいの頻度でする?
圧抜きは毎日やらなくてもよく、辛くなったらするようにします。
2~3日続けてやったら最後には母乳を全部抜くようにします。
このときは乳首の周りだけではなく、おっぱい全体もマッサージして全体的に絞り切るようにします。
このときも一気にやりすぎるとやっている最中からどんどん母乳が作られてしまいますので、1時間くらい時間をかけてゆっくり少しずつ行います。
このあともまだ少し張りが残るようなら、1週間後にまたおっぱいを絞ってみます。
それでお母さんも辛くないようでしたらもう何もしなくて大丈夫です。
卒乳で胸が張るし痛い!我慢できない時は?
もしその1週間の間にまた張ってきてしまったときは我慢しなくて大丈夫です。
精神的なストレスにならないためにも圧抜きを行いましょう。
そして1週間後に絞り切ります。
そのあとは2週間後、その次は3週間後と母乳を抜くまでの期間を徐々に長くしていくとそのうちに張らなくなってくるはずです。
私も断乳3日目くらいにおっぱいのハリがどうしても我慢できなくなって産婦人科の母乳外来に行き、助産師さんに全部母乳を出してもらったことがあります。
全部出し切ったらおっぱいがふにゃふにゃに柔らかくなって次の日からほとんど張らなくなりました(*^^*)
https://ikuji-hacker.com/baby-dannyu-2/
また、母乳の悩みには「ハーブティー」とよく言われているのはご存知でしょうか?
育児雑誌やネットとかでも紹介されているので私も半信半疑でネットで購入し、断乳するときに飲んでいました。
ハーブティが苦手な私でしたが、意外に飲みやすかったので結構気に入って飲んでました(*^^*)
よかったらこちらもご覧ください。
https://ikuji-hacker.com/hohoemi-mamamilk-1/
おっぱいが張らないために気を付けること
圧抜きで少し胸の痛みがマシになってきたら、おっぱいがまた張らないように次のことに気をつけましょう。
- お風呂はシャワーで!
湯船につかるとおっぱいが出やすくなり、張りの原因になります。
寒い冬はつらいかもしれませんが、出来るだけシャワーで済ませるようにしましょう。
- 甘いものを食べすぎない
甘いものはおっぱいが詰まる乳腺炎の原因になります。
おっぱいの張りに乳腺炎が重なるとさらに痛みが増しますので注意しましょう。
- 脂っこいものを食べすぎない
脂分が多いものも乳腺炎の原因になります。
揚げ物はもちろん炒め物でも油を使いすぎないように注意しましょう。和食中心の食事にするのがおすすめです。
- 熱を持っているときは冷やす
おっぱいが張っていて痛いときは冷やすと幾分か痛みが和らぎます。
おっぱいそのものを冷やすというよりはわきの辺りを濡れタオルや冷えピタ、保冷剤をタオルで巻いて冷やすと良いでしょう。
- 無理はしない
どうしても自分でやってもうまくできない、張りが治まらない、痛くてつらいという場合は母乳外来や助産院で見てもらうようにしましょう。
助産師さんがおっぱいマッサージをしてくれると劇的に張りと痛みが楽になります。
卒乳のやり方とポイント
次は参考までにとなりますが…
赤ちゃんもお母さんも上手に卒乳するためのやり方とコツを5つご紹介します。
全部完璧にやらなくてもいいのでできる範囲で取り入れてみてくださいね。
1、卒乳の日を決めない
基本的に卒乳は「赤ちゃんが自発的に母乳をやめること」です。
たとえば4月1日から保育園に通うからと言って、期日を決めてしまうと、お母さんの方に焦りが出てきてしまいます。
その焦りから「なんでやめられないの?」と赤ちゃんを責めてしまうことも。
赤ちゃんはお母さんの気持ちの変化を敏感に感じ取ります。
期日は決めずに卒乳を待つようにしましょう。
2、母乳をあげる回数を徐々に減らす
母乳は急に辞めるのではなく、1日3回食のうち3回とも食後に母乳をあげていたのを2回に減らすなど徐々に徐々に減らしていくことで赤ちゃんも食後に母乳を飲まないということに慣れてきます。
ただし、水分補給は大切です。
哺乳瓶やコップ、ストローなどで水分をおっぱい以外から取れる練習もしましょう。
赤ちゃんも日々学習していきます。
だんたんと食事のあとはおっぱいではなく、コップなどで水分補給をするんだと覚えるようになります。
3、夜の入眠の儀式をおっぱい以外にする
おっぱいが大活躍するのはやはり寝かしつけの時ですね。
でもいつまでもおっぱいで寝かしつけをしているとだんだん赤ちゃんも癖になってしまい、なかなかやめられなくなってしまいます。
そのため、出来るだけ早めに寝かしつけをおっぱい以外にしていきましょう。
早めに切り替えていくことで赤ちゃんもお母さんも負担が少なくなりますので、おすすめです。
でも・・・
夜の授乳をなくしていく過程では子供はめちゃくちゃ泣きますので・・・
覚悟してくださいねw
4、夜の授乳をミルクに切替えてみる
夜の寝かしつけを、おっぱいの代わりにミルクに切り替えることができると、母乳よりミルクの方が腹持ちがいいので、夜中に起きにくくなり、朝までぐっすり寝てくれる日が増えてくる事が多いです。
夜泣きが減ってくるとお母さんはとっても楽ですよね^^
5、とにかく根気強く!!
とはいってもやはり赤ちゃんの卒乳を待つのは大変です。
特に今まで夜の寝かしつけにおっぱいが欠かせなかった場合はなかなか辞めることが出来ないということもあります。
他の方法で寝かせようと思ってもなかなか寝てくれないんですよね><
赤ちゃんも頑固ですが、ここはお母さんも頑固に粘り強くいきましょう。
今まではおっぱい星人だった赤ちゃんも保育園に通いだすといつの間にか卒乳で来ているということもあります。
うちの子も保育園入園直前に断乳しましたが、意外とすんなり断乳できました(*^^*)
https://ikuji-hacker.com/baby-dannyu-1/
最後に
赤ちゃんが母乳を卒業してくれたら嬉しい反面、少し寂しいですね。
でもこれも赤ちゃんの成長の第一歩です。
おっぱいを卒乳しても今まで以上にたくさん遊んだり抱きしめてあげたりして今まで以上にスキンシップを大切にしてくださいね。
あと、卒乳とか断乳をするとおっぱいが張って痛みでつらくなることもあります。
助産師さんに直接聞いた正しいケアの方法はこちらを参考になさってくださいね^^
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